刑徒
けいと
名詞
標準
condemned person
文例 · 用例
涸沢のまわりに、以前、比島人の流刑徒がいたアタップの小屋が三十戸ばかり朽ち残っている。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
戦争が敗け色になっては、流刑徒の島まで食糧の追及があろうわけはなく、四百瓦の飯は二百瓦に半減。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
」と、けいけいとした、黒玉のしょっちゅう動いている眼で、附近を見やりながら、「土嚢塁もあるし、鉄条網は、そこら中いっぱいじゃないか。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
地平は雪と藍の松、 氷を着るは七時雨、ばらのむすめはくつろぎて、 けいとのまりをとりいでぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
「おすめさん、これ(と云って小指を出して)が居ねえでまたしばらく、これ(と云って親指を出して)がよけいと怒鳴るべいな」と婆やが前こごみに小声で云う。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
それから、あとの品はみな売りはらって、びゃくだんと、にっけいと、しょうがと、はっかと、丁子香とを買い入れました。
— 四、船乗シンドバッド 『アラビヤンナイト』 青空文庫
秋草もまったく朽ちつくして、わずかにけいとうと野菊の花がのこっているばかりである。
— 伊藤左千夫 『箸』 青空文庫
姉のおけいという今年十六の娘と、女中のお千代とおきぬと、この三人が附き添って何かの世話をしていたのである。
— 少年少女の死 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
古代ローマでは、多くの刑徒が公共事業に駆り出された。
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その物語は、無実の罪で刑徒となった男の悲劇を描いている。
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彼は絶望の淵に沈み、まるで人生の刑徒のようだった。
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