罪人
つみびと
名詞頻度ランク #20253 · 青空 1874 例
標準
sinner
文例 · 用例
そのまちには、よく似た路地が蜘蛛の巣のように四通八達していて、路地の両側の家々の、一尺に二尺くらいの小窓小窓でわかい女の顔が花やかに笑っているのであって、このまちへ一歩踏みこむと肩の重みがすっと抜け、ひとはおのれの一切の姿勢を忘却し、逃げ了せた罪人のように美しく落ちつきはらって一夜をすごす。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
僕は早くから犯罪人の心理を知っていた。
— 萩原朔太郎 『僕の孤独癖について』 青空文庫
いとほしい、なごやかに澄んだ気持の中に、昼も夜も浸つてゐるよ、まるで自分を罪人ででもあるやうに感じて。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
「こんな調子だと、善良な人民を監獄に入れて、罪人共を外に出さなけりゃ、取締りの法がつかない」と、「天神様」たちは思わない訳には行かなかった。
— 葉山嘉樹 『乳色の靄』 青空文庫
人殺しの罪人でさえも官費で弁護士がつけられる世の中に、効はあっても罪のない論文提出者は八方から虫眼鏡で瑕を捜され叱責されることになるのである。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
ところが困った事にはそういう罪人をつかまえる為政者の方でもちゃんとそれを承知しているから、あらかじめ犬の糞を用意しておいて、すぐにそれを食わせ、そうしてすっかり毒を吐き出させてしまう。
— 寺田寅彦 『マルコポロから』 青空文庫
(明治四十年九月三日『東京朝日新聞』) 二 罪人を発見する器械 近頃サイコメーターすなわち測心器とでも名づくべき器械を作った人がある。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
それで現に罪人などの指形を紙に写しておいて再犯の時の参考にする事がある。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
作例 · 標準
彼はかつての自分を深い過ちを犯した罪人だと呼び、今はボランティア活動に専念している。
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裁判官は冷徹な眼差しで、教壇の前に立つ罪人に判決を言い渡した。
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宗教的な教えの中では、人間は誰もが何らかの形での罪人であると説かれることがある。
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