侍講
じこう
名詞
標準
tutor to a daimyo, etc.
文例 · 用例
【三ぷく目の淡巴菰を詰めて、またそれに火をつけて吸いだす】そこで釘が終ると、老人は塵尾を揮って、「清虚鏡に似たり、元本塵無し」といったのですが、周の夢はそれと一緒に醒めたのですが、それから周の文学が急に進んで、終に侍講学士になったというのです。
— ――序に代へて―― 『涼亭』 青空文庫
多くの学者のなかから擢んでられて東宮侍講となったが、あるとき進講していると、御庭の立木に飛んで来て、ちろちろと清しい声で鳴く小鳥があった。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
侍講の熱心な言葉が急に聞えなくなったのに驚いた東宮は、自分の仕打に気づいて、残り惜い思いはしながらも、またもとのように居ずまいを直した。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
侍講はやっと安心したように再び講義を続けたということだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
儒者焦澹園のつもりでは、かりにも聖賢の道を聞いている途中で、東宮ともあろうものが、小鳥の素振に気をとられるなどとは、怪しからぬことだというにあるらしいが、しかし、ほんとうのことをいうと、東宮はいいものを見つけたので、侍講は何をさしおいてもそれをほめなければならないはずなのだ。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
それから、植村常右衛門の代になって、郡山藩の侍講になった。
— 直木三十五 『死までを語る』 青空文庫
塾長は小牧善次郎で、後昌業といって、現今は御侍講を勤めて誰れも知る人だ。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
飽くまで先師の祖述者をもって任ずる鉄胤の方は参与の一人として、その年の正月からは新帝の侍講に進み、神祗官の中心勢力をかたちづくる平田派の学者を率いて、直接に新政府の要路に当たっているとか。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
若き藩主の学問の師として、当代随一の学者が侍講に選ばれた。
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侍講を務めた儒学者は、進講の合間に藩の政治についても進言した。
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身分の高い者に学問を授ける侍講は、知識だけでなく高い徳も求められた。
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標準
tutor to the emperor or crown prince (Meiji period)
作例 · 標準
明治天皇の侍講を務めた元田永孚は、天皇の思想形成に大きな影響を与えた。
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東宮御所にて、侍講が皇太子に西洋の歴史や政治学について講義を行う。
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侍講たちは交代で御所に参内し、陛下に最新の科学知識を解説した。
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ウィキペディア
侍講(じこう)は、君主に仕え、学問を講義すること。また、その役。侍読(じとう、じどく)ともいった。奈良時代から天皇、皇太子、親王に侍講や侍読を付けた。
出典: 侍講 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0