局外
きょくがい
名詞名詞-の形容詞
標準
the outside
文例 · 用例
斯くの如き場合の斯くの如き誤解は、実に局外者の想像に余るものだといふことは、どれ程云つても云ひ足りはしないだらう。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
そうして更に面白いことには、良い論文を落第させればさせるほど、あたかもその審査員並びにその属する学団の品位が上昇するかのごとき感じを局外者に与えるらしく思い込まれる場合もあるようである。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
こういうふうに考えて来ると、ある一人が創成した新型式をその創成者自身が唯一絶対のものであるかのごとく固執しているのに対する、局外者の批判の態度のおのずから定まって来るであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『俳句の型式とその進化』 青空文庫
今では局外の者が背景を画いたり、舞台装置をやったりすることも珍しくありませんが、その時分は芝居についている道具方がやるのが普通で、外の方がやるのは珍しかった。
— 岡本綺堂 『久保田米斎君の思い出』 青空文庫
この以前に『劇場新報』なるものありしが、局外者の編集とて十分に手が廻らず、久しからずして廃刊したるために、『歌舞伎新報』が更に現われたるなり。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
予の奕に於ける、局外の人たり、故に聞知する少しと雖も、秋仙遺譜以下、奕譜の世に出づる者蓋し甚だ多からん。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
局外のものが何んの気もなしに考えれば、愚にもつかぬ事なれど、色気があって御覧じろ。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
だから、純乎たる芸術価値のみを目標として、五百年の長い間俗家に媚びず……換言すれば興行本位、金銭本位とせずに、代を重ねた名人達の手によって、洗練に洗練しつくされて来た能の表現の尖鋭さ、芸術的白熱度の高さは、到底錦絵の比でない事を、局外者と雖も容易に想像し得るであろう……と。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
作例 · 標準
政治家は、有権者の意見を`局外`から聞くだけでなく、直接対話することも重要だ。
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彼は、家族の問題には`局外`の立場を保ち、冷静に状況を見守っていた。
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「いや、僕には関係ないから`局外`でいいよ。」と彼は会話からそっと距離を置いた。
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その評論家は、社会の出来事を`局外`から分析し、的確な指摘をした。
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