断面
だんめん
名詞頻度ランク #15477 · 青空 224 例
標準
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文例 · 用例
彼は自己の感覚の断面々々に執しすぎて、畢にその断面々々が一人格中に包摂される底の実質を失つたのである。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
蓋し、すべて分析過程の保留を願つたり、抽象慾過剰だつたり、感覚的断面に執着したりすることは、実行家的精神であつて芸術家精神ではない。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
そういう場合には、眼前の数首の歌で一つの面を作っているとすると、その面の上にも下にもいくつもの面が限りもなく層状に重畳していて、つまり一つの立体的の世界がある、その世界の一つの断面がくっきり描かれているような気がします。
— 寺田寅彦 『書簡(※)』 青空文庫
しかしよく見るとそういうのでも、どこかちゃんと一つの全体を形作って一人の作者のある時期の心の世界の断面を見るような気がすることもしばしばあります。
— 寺田寅彦 『書簡(※)』 青空文庫
右の方を仰ぐと、赤沢岳が無器用な円頂閣のように、幅びろく突ッ立って、その花崗岩の赤く禿げた截断面が、銅の薬鑵のような色をして、冷めたく荒い空気に煤ぶっている。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
絶壁の縦断面には、灰青色の熔岩を見ないでもないが、上を被覆するゴロタ石のために、底の岩石を知ることが出来ない。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
「年賀はがきの一束は、自分というものの全生涯の一つの切断面を示すものである。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
停車場近くの神社で花崗石の石の鳥居が両方の柱とも見事に折れて、その折れ口が同じ傾斜角度を示して、同じ向きに折れていて、おまけに二つの折れ目の断面がほぼ同平面に近かった。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
作例 · 標準
この建物の断面図を見ると、複雑な構造がよくわかる。
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りんごを半分に切ると、その断面には美しい星形が現れる。
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地層の断面を観察することで、その地域の歴史を読み解くことができる。
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