横断面
おうだんめん
名詞
標準
(transverse) cross section
文例 · 用例
これを全過程として見ないで、一々の意識作用として、いわば歴史の横断面においてのみ見ているのである。
— 西田幾多郎 『絶対矛盾的自己同一』 青空文庫
――いつ出るんだろう、あの爺さん――第二図は、湯槽の横断面で、驚くながれ爺さんは湯槽で風呂をつかって居るのではなかった、彼はそこで生活して居るのだ。
— 宮本百合子 『無題(七)』 青空文庫
「グレート・イースタアン」横断面 たんに大きい、だからまた補助金なしで算盤がとれる、というだけでなく「グレート・イースタアン」は鉄造船技術史上の一つの画期的存在でもあった。
— 服部之総 『黒船前後』 青空文庫
早速低温室内で霜柱を作って、その横断面を少し暖めて見たら、果して同じ亀甲状の模様が出て来た。
— 中谷宇吉郎 『凍上の話』 青空文庫
持って生れた楽天的な広い横断面もあった。
— 夏目漱石 『明暗』 青空文庫
かくて彼女がその豊富な印象を統一するために用いた主導動機は、連続的な人生の縦断面を見せることではなく、その横断面を造って見せることである。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
その形状は梁上が二珠であって、梁下の軸は極めて長く、はなはだしいのになるとあいたところが五珠の占めた長さほどあるものもあり、珠形は横断面がまず楕円形ともいうべく、はなはだ鈍いものである。
— 三上義夫 『文化史上より見たる日本の数学』 青空文庫
同じ仲間の島田清君という人は、同じ職業だが、多く歴史の方へ入って、縦に観察する傾向があるのに対し、太田君は横断面を見ようとして、大変ちがった立場をとっていた。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
横断面 は、細長い物体について、その長さ方向に対し垂直な平面である。通常、切断・断層撮影・模式図などで断面図として図示される。
出典: 横断面 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0