熱感
ねつかん
名詞
標準
feverish feeling
文例 · 用例
ふと身体じゅうを内部から軽く蒸すような熱感が萌してきた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
この熱感はいつでも清逸に自分の肉体が病菌によって蝕まれていきつつあるということを思い知らせた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
大食の純次はまだ喰いつづけていたし、父はまだ飯にしないので、母も箸を取らずにいたが、清逸は熱感があって座に堪えないので、軽く二杯だけむりに喰うと、父の自慢の蓬茶という香ばかり高くて味の悪い蓬の熱い浸液をすすりこんで中座した。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
……全身は悪寒ではなく、病的な熱感で震えはじめていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
しびれるような欲望の熱感が健康すぎるほどな彼の五体をめぐり始めた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
反対に「生活のための芸術」が求めるものは、より燃焼的で温熱感に富んでるところの、音楽の範疇美に所属している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
すくなくとも芸術としての範囲に於て、自然主義の主張を文字通りに徹底させたようなもの、即ち一切の人間的温熱感を超越し、純に冷静なる知的の態度で客観された、真の徹底したる観照本位の芸術が有り得るだろう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
そこでは主観に属する一切の温熱感が、内容と共に逐い出される。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
作例 · 標準
風邪の引き始めで、体に微かな熱感があった。
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急に暑い場所に入ったため、肌に熱感を感じた。
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「もう少しで熱が出そう。体がなんだか熱感っぽいんだ。」
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