網目版
あみめばん
名詞
標準
halftone
文例 · 用例
幕末勇士などに扮した男優の顔はいかなる蛮族の顔よりもグロテスクで陰惨なものであるが、それが特別に民衆に受けると見えてそれらの網目版が至るところの店先で自分をにらみつけ、脅かし圧迫した。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
西洋人の書いた、浮世絵に関する若干の書物のさし絵、それも大部分は安っぽい網目版の複製について、多少の観察をしたのと、展覧会や収集家のうちで少数の本物を少し念入りにながめたくらいのものである。
— 寺田寅彦 『浮世絵の曲線』 青空文庫
符の輪の中に髪を振乱した呉羽嬢がピストルを真正面に向けて高笑いしている姿が荒い網目版で印刷してあった。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
目下の、日本の新聞紙の紙質では、どうも網目版がうまく鮮明に現れにくい。
— 小出楢重 『油絵新技法』 青空文庫
最も朝刊の小説の方では挿絵の画面が三段位いを占領しているから相当がまん出来るが、夕刊の二段ではどうも網目版は見劣りがするし、上方の写真ニュースや広告と混同してしまって引立たない。
— 小出楢重 『油絵新技法』 青空文庫
網目版の校正にそれほど念を入れていたのである。
— 和辻哲郎 『能面の様式』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日網目版について考えている。
網目版という言葉は日本語で重要だ。
彼は網目版の意味を理解している。
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