古びる
ふるびる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to look old
文例 · 用例
古びることを知らぬ文章というものがそこに展開せられているのである。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
新しきは古びるといふ。
— 蒲原有明 『新しき聲』 青空文庫
古びるが故に新しきは未だ眞正に新しきものではない。
— 蒲原有明 『新しき聲』 青空文庫
「狂へる歌」「満月の川」「深紅の人」「荒野の娘」「季節の馬車」「華やかな散歩」とかは、その時代かぎりで古びる詩集の名前ではない、「颶風の眼」「情艶詩集」「トランシット」「西蔵美人」その他、一篇の小詩にいたるまで題意からすでに、ことばを選ぶことに才華の余裕を示していた。
— 室生犀星 『〈我が愛する詩人の伝記〉(補遺)』 青空文庫
伸子が空色ヤカンを下げて通りがかるパッサージの従業員室の壁新聞の上でも、このスターリンの論文は、ずいぶん古びるまで皆からくりかえしよまれていた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
けれども、今又このことが新しく会得されるというのは無意味ではないと思います、立派さというものの中には古びることのない感動があります。
— 一九四四年(昭和十九年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
お気に入りだった綿のシャツも、毎週末に洗濯を繰り返すうちにしわが増え、すっかり古びてしまった。
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祖父が書斎で愛用している革張りのソファは、擦り切れこそあるものの、いい具合に古びていて部屋の雰囲気に合っている。
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何十年も風雨に晒された山道の道標はひどく古びていて、苔も生えており、なんと書かれているのか全く読めない。
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