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心象風景

しんしょうふうけい
名詞
1
標準
imagined landscape
文例 · 用例
二度とふたたびお逢いできぬだろう心もとなさ、謂わば私のゴルゴタ、訳けば髑髏、ああ、この荒涼の心象風景への明確なる認定が言わせた老いの繰りごと。
――(生れて、すみません。) 二十世紀旗手 青空文庫
実にかくの如く突兀・奇峭にして、又絢爛を極めた言葉の豪奢な織物でなくては、とても、氏の内なる美しい幻想を――奇怪な心象風景を――写し出すことは出来ないのである。
中島敦 鏡花氏の文章 青空文庫
近頃読んだ小説で阿部知二氏の「暗い影」と「おぼろ夜」の二編はまことに印象に残る作品だったが、あのような陰惨な題材に心惹かれて描くということに、この作者の心象風景を見るような気もしたが、それにもかかわらず、この暗い救いのない風景は今日殆どすべての人に共通するもののようにおもわれる。
原民喜 悪夢 青空文庫
たとへば「心象風景」に現れてくる人々の生活、あれは小田原の実在の人物達の生活だが、もしも私が小田原で牧野さんの説明なしにあれらの人々に会つたとしたら、それらの人物があの小説の人々のやうに行為するとは夢にも思へぬことだらう。
坂口安吾 牧野さんの祭典によせて 青空文庫
ローソクで営業していたOKはその現代風に変形した同じ心象風景であったろう。
道頓堀罷り通る 安吾の新日本地理 青空文庫
作例 · 標準
画家は故郷の穏やかな田園風景を、心象風景として作品に描き出した。
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彼が語る物語は、まるで映画を見ているかのように鮮やかな心象風景を呼び起こす。
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子供の頃の夏の記憶は、今でも私の心象風景の中にありありと残っている。
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