蹴り
けり
名詞頻度ランク #10719 · 青空 111 例
標準
kick
文例 · 用例
そこで勃然として床を蹴り、一直線に私の所へ飛んで來たのだといふ。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
」 そこへ二階からドヤドヤドヤと降りて来た良子の義理の兄さんが、便所に行かうとして椽側に出ると、其処に猫の食べ物を入れてやるお皿が置いてあるのを見ると、お祖母さんの眼を怖い顔で見ながら、そのお皿を庭の方へ蹴り棄てた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
蹴り出されたお皿は庭の土の上で、だんだん雨に濡れてゐた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
願くは我れを蹈みつけ侮辱し唾を吐きかけまた床の上に蹴りきびしく苛責しああ 遂に――わが息の根の止まる時までも。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
甲板を下駄で蹴りながら、昨日稽古した「エコー」と云うのを歌う。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
大吉其奴を蹴り倒し、ピシャリ戸を閉めて、T「人違いすな 此村大吉、御用と 呼ばれる覚えない」 と外の役人の一人が、T「五郎蔵の訴えにより 罪状明白じゃ 神妙にしろ!
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
蹴り上げられた心臓が喉も詰りそうに激しく悸つ。
— 断片 『小さき良心』 青空文庫
そして荒々しく床板を蹴りながら柵のところへやって来た。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
作例 · 標準
サッカーの試合で、彼は強烈な「蹴り」を放ち、ゴールを決めた。
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子供が、おもちゃのボールを嬉しそうに「蹴り」始める。
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「痛っ!いきなり蹴りなんてするからだよ!」と、じゃれ合っていた二人のうち一人が言った。
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