薄暑
はくしょ
名詞
標準
light heat at the beginning of the summer
文例 · 用例
「清和之時候と申内、稍薄暑も催候処、貴宅御揃愈御多祥被成御坐候条、拝賀之至。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
西南の風烈しく遽に薄暑を催す。
— 断膓亭日記巻之二大正七戊午年 『断腸亭日乗』 青空文庫
薄暑の候南軒の障子を開いて偶然庭前を眺めて居るのは愉快に候。
— 高浜虚子 『漱石氏と私』 青空文庫
(二句)岩群れてひたすら群れて薄暑かな薫風やいと大いなる岩一つその岩をえて弁当をひらく。
— 久保田万太郎 『にはかへんろ記』 青空文庫
朝ともつかず、昼ともつかず……(二句)薫風や岩にあづけし杖と笠べんとうのうどの煮つけの薄暑かなはまゆふ、いまだ咲かず、黄あやめに、蝶、しづかにとぶ。
— 久保田万太郎 『にはかへんろ記』 青空文庫
みちのくの旅に覚えし薄暑かな五月二十六日 大館を経て湯瀬温泉に至る。
— 高浜虚子 『五百五十句』 青空文庫
薄暑はや日蔭うれしき屋形船藤蔓の船の屋根|摺る音なりし五月十日 関西同人会並に文報会員。
— 高浜虚子 『六百句』 青空文庫
町の男女のあいだにはもう薄暑が蒸れ合い、白檀の唐扇を匂わす垂衣の女もあった。
— 千早帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
五月に入り、日中は薄暑を感じるようになってきた。
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夕方に吹く風が、日中の薄暑を和らげてくれる。
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薄暑の候、皆様におかれましてはご清祥のこととお慶び申し上げます。
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