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飛膜

ひまく
名詞
1
標準
patagium (vertebrate flying or gliding membrane)
文例 · 用例
」と続けざまに喚きながら、あつちこつちと追ひまくつた。
新美南吉 良寛物語 手毬と鉢の子 青空文庫
Yはタバコ畑の中を縦横に駆け廻つて、木兎を追ひまくつたが、益々クシヤミにたゝられて、ハナは出る、涙は出る、顔も何も滅茶苦茶に泥によごれて、眼も見えず、しまひには鳥と間違へてナスやマクハウリをつかんでしまふほどの悪闘を演じてしまつたといふことだつた。
牧野信一 ブロンズまで 青空文庫
さうして私は、村のあばらやの一室で花やかな長剣を振り翳しながら天国や地獄の夢を※々と追ひまくつてゐるうちは甲斐々々しかつたが、間もなく私の夢を鵞毛の軽さで吹き飛ばす有様の怖ろしい冬が訪れた。
牧野信一 鬼の門 青空文庫
」 僕は、声を限りに呼ばはつたが、ミツキイは堤下のもろこし畑に逃げ込んだモモンガアを追ひまくつて、切りに短銃の音を響かせてゐた。
ミツキイのジヨンニイ 山男と男装の美女 青空文庫
(云ひまくられてお時は取付く島もなく、唯うつむきて默然としてゐる。
岡本綺堂 箕輪の心中 青空文庫
あんなものなんか書かずにゐて、これから先に、ほんたうのことが分つた時に、皆を片つぱしから言ひまくつてやればよかつたと思ひますよ。
伊藤野枝 書簡 大杉栄宛 青空文庫
「水を、水を、水を下さい、……ああ、……お母さん、……姉さん、……光ちやん」と声は全身全霊を引裂くやうに迸り、「ウウ、ウウ」と苦痛に追ひまくられる喘ぎが弱々しくそれに絡んでゐる。
原民喜 夏の花 青空文庫
私はその雪に誘はれてか、その雪に追ひまくられてか、とにかく、またいつもの路まで来てゐた。
原民喜 小さな村 青空文庫
作例 · 標準
ムササビは、前後肢の間にある飛膜を広げて木から木へと滑空する。
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コウモリの翼は、細長い指の骨と飛膜で構成されている。
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恐竜の中には、飛膜を持つことで滑空能力を得ていた種もいたと考えられている。
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