わら靴
わらぐつ
名詞
標準
straw boots
文例 · 用例
秋の末頃までこの村の人達は生きて居るけれ共、一雪下りるともう死人の村と同様で、人々は皆家へ閉じこもり、「わら靴」を編んだり「負いかご」を作ったり草履を作ったり、女は出来るものは縫物だのはたを織ったりする。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
) * 小屋では大和がゴンゾ(わら靴)をはいて薪を割っていたが、山田氏の話を聞いて非常にびっくりし、ゴンゾのままでとび出しかけて気がつき、ただちにスキーにはきかえ、スコップを持って現場にかけつけた。
— 石川欣一 『針の木のいけにえ』 青空文庫
それにも辛抱すると、女はいろいろいたわってくれたが、十日ばかりして、笞のあとがすっかり回復したころ、ある夜、女は男に水干袴と立派な弓、やなぐい、すねあて、わらぐつなどを与えて、装束させてからいった。
— 菊池寛 『女強盗』 青空文庫
と云う声に驚いて見ると、甚五郎爺が大きな雪かきを肩にかついで、長靴を履いた上にわらぐつを履いて「もんぺ」をだぶだぶにつけて立って居る。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
おもしろいのは人間の足あとで、ゴム靴でも、地下足袋でも、わらぐつでも、あるき方がひとりひとりちがうので、足あとをみると誰があるいたかたいていわかる。
— 高村光太郎 『山の雪』 青空文庫
「つまご」という大きなわらぐつも同じ役目をする。
— 高村光太郎 『山の雪』 青空文庫
そのおじいさんは、どこからか雪の中をさまよってきたものと見えて、わらぐつをはいていました。
— 小川未明 『酔っぱらい星』 青空文庫
そして、わらぐつをはきさえすれば、子供たちは圃の上を自由に、どこへでもゆくことができたのであります。
— 小川未明 『雪だるま』 青空文庫
作例 · 標準
雪深い地方では、昔からわら靴が防寒具として使われてきた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
博物館には、農作業に使われていた古い時代のわら靴が展示されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
子供の頃、祖父がわら靴を編んでいるのをよく見ていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash