性状
せいじょう
名詞
標準
properties and condition (of a thing)
文例 · 用例
ただその一箇条として各種の生物に特有な性状の親から子へ遺伝する事実に論及し、そして心もまた「定まれる種子」を有する事を仮定しなければこの現象は説明し難いと言っているのは注目すべきである。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
もっとも多くの場合にこのような独創力と耐久力を併有しているような種類の人間は、同時にその性状が奇矯で頑強である場合が多いから、学者と言っても同じく人間であるところの同学や先輩の感情を害することが多いという事実も争われないのである。
— 寺田寅彦 『時事雑感』 青空文庫
博士とフエデリゴとはこの美麗にして久しきに耐ふる顏料の性状を論ずと見えしが、いつかバヤルヂイが大著述の批評に言ひ及びて、身の何の處に在るかを忘るゝものゝ如くなりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
」 滝本はローラを抱いたまゝ、突然――涙が止め度もなく滾れ落ちるのを知つたが、何だかもう得体の知れない感情に掻き乱されて、泥酔の奈落に転落して行く見たいな没理性状態に走つて、声を挙げて泣いた。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
これは例の興安嶺殺人事件と関係のある問題なのでございますか」「……」博士は無言で、暫しは口をモゾモゾせられたが、これは変者をもって鳴る博士の性状として「然り」を意味するものに外ならぬ。
— 海野十三 『キド効果』 青空文庫
またある人々の信じていたところでは、この最古の人間たちは動物のような性状のもので、まだ言語をもたず、ただ曲折のない音声で心持を表わしていたのを、トート(Thot)の神が初めてこれに言語と文字とを教えたということになっている。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
もともと、地理的状況、土壤の性状、氣候等のものがその地方の住民の性質に影響を及ぼすといふ發見は極めて古く、ヒポクラテスは夙に樣々な觀察を基礎とし多くの實例をもつてそのことを示してゐる。
— 三木清 『歴史哲學』 青空文庫
然るに自然的環境といふことが天體から人間の生理的性状に至るまであらゆる自然的なものの上に擴張され得るやうに、文化的或は社會的環境といふことも言語、習慣及び風習、道徳及び宗教、職業、商業、藝術、科學、法律及び憲法、經濟的及び社會的諸關係の一切を含むことが出來る**。
— 三木清 『歴史哲學』 青空文庫
作例 · 標準
この化学物質の性状を詳しく分析する必要がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
土壌の性状を調べることで、適切な作物を判断できる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
製品の性状を正確に把握するため、様々な試験が行われた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
nature and behaviour (of a person)
作例 · 標準
彼の性状は温厚で、誰からも好かれていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
子供の性状を見極めることは、教育上非常に重要だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
長年の経験から、彼女は人々の性状を見抜く力を持っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash