堡塁
ほうるい異読 ほるい
名詞
標準
fort
文例 · 用例
四合目となると、室も今までのように木造でなく、石を積み重ねた堡塁式の石室となる。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
これはまたマレイの「コータ」堡塁とのある関係を思わせる。
— 寺田寅彦 『土佐の地名』 青空文庫
それは砂町一丁目と上大島町の瓦斯タンクを堡塁のように清砂通りに沿う一線と八幡通りに沿う一線に主力を集め、おのおの三方へ不規則に蔓延している。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
一軒一軒の家が城砦となり、一つ一つの窓が堡塁となっていました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
逸作には、人間の好みとか意志とかいうもの以上に、一族に流れている無形な逞しいものが、かの女を一族の最後の堡塁として、支えているとしか思えなかった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
世界大戦は済んだとは云え、何処か知らで大なり小なりの力瘤を出したり青筋を立てたり、鉄砲を向けたり堡塁を造ったり、造艦所をがたつかせたりしている。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
」「あったとも、君――後で収容当時の様子を聴いて見ると、僕等が飛び出した川からピー堡塁に至る間に、『伏せ』の構えで死んどるもんもあったり、土中に埋って片手や片足を出しとるもんもあったり、からだが離ればなれになっとるんもあった。
— 岩野泡鳴 『戦話』 青空文庫
そうして「いずれにしてもレームスは最初の犠牲であって、しかして彼の血をもって新市の堡塁を浄化した」とある。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
作例 · 標準
かつての要塞の跡地には、苔むした古い堡塁が残っている。
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敵の侵入を防ぐため、丘の斜面に強固な堡塁を築いた。
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堡塁の陰に身を隠しながら、兵士たちは周囲の様子を窺った。
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