毒蛾
どくが
名詞
標準
poisonous moth
文例 · 用例
――米良、貴方は妾を世界の花から花に住みかえる毒蛾のように思っては不可ないのです。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
新聞にも盛んに出てゐましたが、あの毒蛾です、あれが実にひどくあの地方に発生したのです。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
すると給仕はてかてかの髪を一寸撫でて、「はい、誠にお気の毒でございますが、当地方には、毒蛾がひどく発生して居りまして、夕刻からは窓をあけられませんのでございます。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
なるほど、さう云って出て行く給仕を見ますと、首にまるで石の環をはめたやうな厚い繃帯をして、顔もだいぶはれてゐましたからきっと、その毒蛾に噛まれたんだと、私は思ひました。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
なるほど、毒蛾のことがわかって町をあるくと、さっき停車場からホテルへ来る途中、いろいろ変に見えたけしきも、すっかりもっともと思はれたのです。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
そのうちに二三人のアーティストたちは、押虫網でその小さな黄色な毒蛾をつかまへてしまひました。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
「なあに毒蛾なんか、市中|到る処に居るんだ。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
毒蛾についちゃこっちに何の責任もないんだ。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
作例 · 標準
暗闇で光る奇妙な模様の毒蛾が、窓に張り付いていた。
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この地域の毒蛾の幼虫は、触れると皮膚に強い炎症を起こすので注意が必要だ。
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昔話には、人を惑わす力を持つとされる不思議な毒蛾が登場することがある。
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