椎骨
ついこつ
名詞
標準
vertebra
文例 · 用例
美しい以上のものを感じて、脊椎骨の接目接目に寒気がするほどである。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
ざくりざくりと薄墨色の砂を踏むと、昆布や赤い大きな蟹の殻や流木の砕片や、何かの脊椎骨が雨にじっとりと濡れて、北海の漁村らしい臭気が鼻をついて来た。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
先妻はその村正を右手に持って、頸部を横に切ったのですが、創は脊椎骨に達するくらいで、検屍の人もびっくりしました。
— 小酒井不木 『猫と村正』 青空文庫
高等な動物及び人間においては脊椎骨が次第に結合して行つて、最後に頭が出来、そこに力が集中する。
— 三木清 『ゲーテに於ける自然と歴史』 青空文庫
新しい石英質の砂の平地に、ザックとばかり打ち込んで別の穴を掘り初めたが、そのうちに大きな魚の脊椎骨を一個掘り出すと、又急に元気付いて、前に倍した勢いで鍬を揮い続けるのであった。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
その隙を見た正木博士は、眼にも止らぬ早さで、片手を呉一郎の懐に突込んで、汚いハンカチで包んだ丸いものと、最前掘り出した魚の脊椎骨を掴み出すと、素早く背後に隠してしまった。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
そして、頸椎骨の第二椎辺をかすめた所が創底になっているのですぞ。
— 小栗虫太郎 『聖アレキセイ寺院の惨劇』 青空文庫
」法水が辛っと出たような声で、「軟骨が滅茶滅茶になっているばかりじゃない、頸椎骨に脱臼まで起っているぜ。
— 小栗虫太郎 『夢殿殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
人間の背骨は、複数の椎骨が積み重なって形成されている。
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交通事故で椎骨を損傷し、しばらく入院することになった。
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首の椎骨のずれが、肩こりの原因となっている可能性がある。
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ウィキペディア
椎骨(ついこつ)または脊椎骨 は、脊椎の分節をなす個々の骨のこと。縦一列に並んでおり、ヒトの場合上から順に頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙椎5個、尾椎3〜6個の32〜35個存在するが、仙椎および尾椎はそれぞれ癒合しており、仙骨および尾骨と呼ばれる。その他の独立した椎骨は、それぞれの部位の第何番目の骨と命名されている。
出典: 椎骨 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0