短冊
たんざく異読 たんじゃく
名詞頻度ランク #20167 · 青空 555 例
標準
tanzaku
文例 · 用例
草花に処々釣り下げたる短冊既に面白からぬにその裏を見れば鬼ころしの広告ずり嘔吐を催すばかりなり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
此日、本線に合して仙台をすぐる頃から、町はもとより、野の末の一|軒家、麓の孤屋の軒に背戸に、垣に今年竹の真青なのに、五|色の短冊、七|彩の糸を結んで掛けたのを沁々と床しく見た、前刻の今で、桔梗は星の紫の由縁であらう。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
店の軒には、青や赤の短冊に、歌か俳句か書き散らしたのが、隙間もなく下がって風にあおられている。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
雨を防ぐ荒莚は遠い堤下へ飛んで竹の柱は傾き倒れ、軒を飾った短冊は雨に叩けて松の青葉と一緒に散らばっている。
— 寺田寅彦 『嵐』 青空文庫
彼女の見事な筆跡で書いた半切や色紙短冊が飛ぶように地方へ売れた。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
短冊代りに結び付けた蒲鉾板の裏表には、これも定家様で彫込んだ狂歌に朱が入れてある。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
)無名の青年 ――僕はとうとうこの短冊を見付けて来ました。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
蓮月 ――(短冊を青年から受け取って読む)――木の間よりほの見し露のうす紅葉おもひこがるゝ始めなるらん――これはいつかわたくしが京のお人に頼まれて書いて差上げた歌です。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
作例 · 標準
七夕の夜、色とりどりの短冊に将来の夢を書いて、笹の枝に結びつけた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
茶室の床の間には、有名な歌人が詠んだ和歌が記された短冊が飾られている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
願い事を書くための短冊を配るから、みんな好きな色を一枚ずつ取ってね。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
thin rectangle
作例 · 標準
大根を短冊に切ってから炒めると、火の通りが早くなって食感も良くなるよ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
お刺身を短冊の状態で購入し、自宅で食べる直前に一口サイズに切り分けた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
この布を細長い短冊の形にカットして、パッチワークの材料にしようと思う。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア
短冊(たんざく)は、薄い木や竹の皮、紙を細長く切って短文の字を書くためのもの。短尺、短籍とも書かれる。もとは目印や簡単な通信に使っていたが 、後に礼紙(らいし)で包んだり紙縒り(こより)にして見えないようにする拈り文(ひねりぶみ)、立て文(たてぶみ)となり、神仏への願いを掲げたり、あるいは籤や占い、呪術にも用いられた。このため、短冊を認めるには礼儀や作法を伴うようになり、後に短歌や俳句を詠む際に使われる分厚く装飾が施された紙片のことも指すようになるが、その書式には古より慣例とされる作法がある。
出典: 短冊 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0