眉根
まゆね異読 まよね
名詞
標準
part of the eyebrow closest to the nose
文例 · 用例
……」と父はくるっと振向いて私を見たが、その次に細い舌をぺろりと出して眉根を寄せてみせた。
— 渡辺温 『父を失う話』 青空文庫
アレキサンダー君の女は、頭を美事な男刈にした、眉根の険しい感じのする、十七八にしか見えない小娘であった。
— 渡辺温 『ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった』 青空文庫
その娘は眉根の※しい悪党みたいな人相だったが、中村はいっそそこが気に入ったと云うのであった。
— 渡辺温 『シルクハット』 青空文庫
よろめきたおれむばかりに娘のところへ駈け込むと、雑誌の続きを読みかけていた娘は眉根を寄せてふり返った。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
をぢさんは、いつもは子供にむだ口なんかきいてくれるいい人ですが、けふは、何かほかのことで腹を立ててゐたと見えて、太い眉根をぴくぴくと動かしながら、「うちの安雄はな、もう今日から、一人前の大人になつたでな、子供とは遊ばんでな、子供は子供と遊ぶがえゝぞや。
— 新美南吉 『かぶと虫』 青空文庫
青年は相変らず、眉根一つ動かさず、孤独でかしこまっていた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
おじさんは、いつもは子どもにむだ口なんかきいてくれるいい人ですが、きょうは、何かほかのことで腹を立てていたとみえて、太い眉根をぴくぴくと動かしながら、「うちの安雄はな、もう今日から、一人前のおとなになったでな、子どもとは遊ばんでな、子どもは子どもと遊ぶがええぞや」と、つっぱなすようにいいました。
— 新美南吉 『小さい太郎の悲しみ』 青空文庫
眉根に寄せられた皺も、どうやら彼に似合つて來てゐた。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
作例 · 標準
難解な数式を前にして、彼は眉根をきゅっと寄せて考え込んだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼女の眉根には、真剣に悩んでいるときにだけ現れる小さな皺がある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
眉根を指で押さえながら、彼はひどい頭痛に耐えているようだった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview