眉尻
まゆじり
名詞
標準
end of an eyebrow
文例 · 用例
二人が話している傍へ、通訳が、顔の平べったい、眉尻の下っている一人の鮮人をつれて這入って来た。
— 黒島傳治 『穴』 青空文庫
たしか右の眉尻の上に真紅な血ぼくろのようなものがあって、それを傷つけると血が止めどもなく流れ出た。
— 寺田寅彦 『亮の追憶』 青空文庫
とろとろと燃える燈の光は仙妃の左か右かの眉尻にある小さな疵痕を見せた。
— 田中貢太郎 『賈后と小吏』 青空文庫
「その仙妃というのは、どんな女であったのか、美しい女であったか」「あまり美しい女ではありません、背の低い肌の青黒い女でありました」「他にどこか、これという特徴があったか」 その時青年は仙妃の眉尻に小さな疵痕のあったことを思いだした。
— 田中貢太郎 『賈后と小吏』 青空文庫
「右か左かの眉尻に小さな疵痕がありました」 それを聞くと問官はふふふと笑った。
— 田中貢太郎 『賈后と小吏』 青空文庫
小さく結んだ髪、広い額、厚いほお、高い鼻、左の眉尻にほくろがあり、太い毛が一本生えている。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
」と女博士は静かな眉尻に一寸皺を寄せた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
廊下に上る石階の直ぐ左手に腰掛けてゐた四十四五の色の黒い眉尻の下つた一見区役所の雇と云つた風な顔付に稍々滑稽味のある顔をした男が、頻りに其石階にぬぎ捨てた足駄を気にしてゐる。
— 伊藤野枝 『監獄挿話 面会人控所』 青空文庫
作例 · 標準
眉尻を少し長めに描くことで、顔立ちに大人っぽさと華やかさが加わる。
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彼女が笑うと、眉尻が少し下がってとても可愛らしい印象になる。
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汗で眉尻が消えていないか、化粧室の鏡で何度も確認した。
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