難球
なんきゅう
名詞
標準
ball which is hard to hit or catch
文例 · 用例
元来晴れの戦場におけるノックには一種の秘訣がある、それは難球を打ってやらぬことである、だれでも取れるような球を打ってやれば過失がない、過失がなければ気がおちつく、特に試合になれぬチームに対してはノッカーはよほど寛大に手心せねばいたずらに選手をあがらしてしまうおそれがある。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
なにを思ったか安場のノックは峻辣をきわめたものであった、難球また難球!
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
浦中は必死になった、小原、柳は死に物狂いに戦った、が千三の快技はあらゆる難球を食いとめた、かれはしっかりと腹を落ちつけた、かれの頭は透明で気がほがらかであった。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫