境遇
きょうぐう
名詞頻度ランク #15070 · 青空 3304 例
標準
one's circumstances
文例 · 用例
之に反して、貧しき境遇にあるもの、生れながらによきキリストの血を受けて長く苦労せる人人の心には、自然とやさしい人情の種が蒔かれて居た。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
ひと一人、くらい境遇に落ち込んだ場合、その肉親のうちの気の弱い者か、または、その友人のうちの口下手の者が、その責任を押しつけられ、犯しもせぬ罪を世人に謝し、なんとなく肩身のせまい思いをしているものである。
— 太宰治 『緒方氏を殺した者』 青空文庫
過ぎ去った様々の不幸を女々しく悔やんだり、意気地のない今の境遇に愛想をつかすのもこの頃の事である。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
彼は云わば玉の輿にのったとも云われようが、自分の境遇は随分変った。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
自分の境遇にはその後何の変りもない。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
彼は中学校を出るとすぐに生真面目な紙屋の旦那になっている主人と、自分のような人間との境遇の著しい違いを思い較べていた。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
しかしてこの哀れなる垂死の人の生涯を夢みた時、あたかもこの人の今の境遇が余の未来を現わしていて、余自身がこの翁の前身であるような感じがした。
— 寺田寅彦 『凩』 青空文庫
どんな困難な境遇に立っても客観的な立場を守って、的確な判断と作戦とを誤らなかった彼ではあった。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は恵まれない境遇から必死に這い上がり、成功を掴んだ。
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彼の境遇を思うと、胸が痛む。
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同じ境遇にいる者同士、自然と連帯感が生まれた。
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ウィキペディア
『境遇』(きょうぐう)は、湊かなえによる日本の小説およびテレビドラマ。ABC創立60周年記念のために書き下ろされた作品であり、完成までに3年を要している。
出典: 境遇 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0