護岸
ごがん
名詞頻度ランク #37588 · 青空 40 例
標準
river dike
文例 · 用例
護岸工事に使う小石が積んであった。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
ドック近くの裏町の門々にたたずむ無気味な浮浪人らの前をいばって通り抜けて川岸へくると護岸に突っ立ったシルクハットのだぶだぶルンペンが下手な掛け図を棒でたたきながら Die Moriat von Mackie Messer を歌っている。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
從來竹を以て護岸とし或は草を以て護岸とし柳を以て護岸とする徳川時代の堤防は、皆な地勢に則り川の流を十年も二十年も實驗して築いた堤防である。
— 田中正造 『公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書』 青空文庫
大きなる護岸工事の板石の傾く上に乗れる青潮 これは新潟港の所見である。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
護岸工事の傾斜したコンクリイトの板石に秋の潮がさして来る、その心を濡らす様な青さ。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
防水護岸の為|一村の男総出で堤防に群がって居ると、川向うの堤に白いものゝ影が見えた。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
大河津分水工事や港内の浚渫・護岸・突堤等の諸工事がまだ行はれない明治初年の新潟港は、時節によつては深さわづかに二三尺の惨めさで、吃水四五尺の船が港外一里の沖に船繋をする状態だつた。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
従って内陸の氷蓋は、氷河運動の形式で、傾斜のあるかぎりたえず緩慢な流下をつづけ、最後は海岸までずりさがってきて、氷の護岸をつくるか、海の上へ泳ぎだして氷山になる。
— 久生十蘭 『南極記』 青空文庫
作例 · 標準
台風の増水で川の護岸が一部崩れたため、立ち入り禁止の柵が設けられた。
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自然の景観を守りつつ、洪水から街を守るための新しい護岸の形が模索されている。
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コンクリートの護岸には、釣りをしに来た近所の人たちが等間隔に並んでいる。
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