石仏
せきぶつ異読 いしぼとけ
名詞
標準
stone Buddhist image
文例 · 用例
町を過ぎて含満の淵に行き石仏を見る。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
しかし、この法服姿で恋の問答は流石仏に対して恐れ多う御座います。
— 岡本かの子 『ある日の蓮月尼』 青空文庫
売られてゆく豚のうめき、水蜜桃の供養、笑顔うつくしい石仏。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
それはそれは数え切れぬくらい、いずれも一尺、一尺五寸、御丈三尺というのはない、小さな石仏がすくすく並んで、最も長い年月、路傍へ転げたのも、倒れたのもあったでありましょうが、さすがに跨ぐものはないと見えます。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
更に氏は『浴女』と同様に前田青邨氏の『大同石仏』が共に、同じやうな効果を挙げてゐるといつてゐる前田氏の作品に触れることは次に譲らう。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
婢は様々に言作へて賺しけれど、一声も耳には入らざらんやうに、石仏の如く応ぜざるなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
否、あの石仏を刻んだ人のやうなあゝしたすぐれた努力がありさへすれば、この身はかの女を捨てなくとも浮かべたのだ!
— 田山録弥 『石窟』 青空文庫
ましてや、相手は石仏なんだ。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
峠の道端に佇む石仏に、通りかかった旅人が安全を祈って静かに手を合わせた。
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「この石仏の穏やかな表情を見ていると、荒んだ心が洗われるようです」と観光客が漏らした。
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苔むした古い石仏が、何百年もの間、村の変遷を黙って見守り続けている。
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標準
unemotional person
作例 · 標準
彼はどんなに厳しい批判を受けても、まるで石仏のように全く表情を変えることがなかった。
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「あの人は石仏みたいに無口で何を考えているか分からないけれど、仕事は確実だよ」と評価されている。
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感情を露わにしない彼を、同僚たちは密かに『オフィスの石仏』と呼んでいた。
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