不如帰
ふじょき
名詞
標準
lesser cuckoo (Cuculus poliocephalus)
文例 · 用例
矢張、不如帰の女主人公を思はせるやうな、少しく旧式な温順さをもつた、どこか病身らしい細顔の女たち――である。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
第三章 日清戦争に関連して ―独歩の「愛弟通信」と蘆花の「不如帰」 国木田独歩の「愛弟通信」は、さきにもちょっと触れたように、日清戦争に従軍記者として軍艦千代田に乗組んで、国民新聞にのせた、その従軍通信である。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
独歩の眼に士官階級以上しか映じなかったより以上に、徳富蘆花の「不如帰」にはそれ以上、大将や中将や男爵等が主として書かれている。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
「不如帰」には、日清戦争が背景となっている。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
一九三一年満洲事変以後、軍事的傾向と気分が復活すると、「不如帰」が改作されて映画となって、再び出現したのもまた理由のないことではない。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
「不如帰」については、立入る必要はあるまい。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
百年の後には「金色夜叉」でも「不如帰」でもやはり古典になってしまうであろう、義太夫音楽でも時とともに少しずつその形式を進化させて行けば「モロッコ」や「街の灯」の浄瑠璃化も必ずしも不可能ではないであろう。
— 寺田寅彦 『生ける人形』 青空文庫
○四月、本郷座にて藤沢浅二郎が徳冨蘆花の小説「不如帰」を初めて脚色上演。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
作例 · 標準
夏の夜、どこからか不如帰の鳴き声が聞こえてきた。
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不如帰は、古くから日本の詩歌に詠まれてきた鳥だ。
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不如帰の鳴き声を聞くと、故郷を思い出す。
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