郭公
かっこう異読 カッコウ・カッコー
名詞頻度ランク #19407 · 青空 173 例
標準
common cuckoo (Cuculus canorus)
文例 · 用例
かく/\と語れば、「そは承けがたき事」と打かたぶき打かたぶきするほどに、又も一声二声うちしきれば、「あれが声を郭公とや。
— 樋口一葉 『すゞろごと』 青空文庫
宿に落着いてから子供等と裏の山をあるいていると、鶯が鳴き郭公が呼ぶ。
— 寺田寅彦 『浅間山麓より』 青空文庫
郭公の場合には明らかに雌を呼ぶためだと解釈されているようであるが、ほととぎすの場合でもはたして同様であるか、どうかは疑わしい。
— 寺田寅彦 『疑問と空想』 青空文庫
もう郭公鳥も鳴きませぬ。
— 新美南吉 『沼の家』 青空文庫
郭公や時鳥が自分を呼んでいるような気がする。
— 寺田寅彦 『海水浴』 青空文庫
それから辛夷の花が咲き、郭公が訪れ、木の芽が木の種類によつて花よりも美しい鮮明な色に染まり、雲雀が謠ひ出し、あらん限りの春の花が一時に競ひ咲くまでには一ヶ月を要しないだらう。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
遠く西方の山で郭公がしきりに啼いてゐた。
— 伊佐行乞 『行乞記』 青空文庫
その時には、数剋もお待ちになつたのに、つひに郭公の一声も聞かれず、むなしくお帰りになられまして、まあその事くらゐが、わづかにお奥の笑ひ話の種になつたやうなもので、他にはこのとしには楽しい思ひ出もあんまりございませんでした。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
作例 · 標準
初夏の森で、郭公(カッコウ)の鳴き声が聞こえてきた。
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郭公は、他の鳥の巣に卵を産み付けることで有名だ。
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「ほら、あれが郭公だよ。早朝によく鳴くんだ」
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郭公の鳴き声は、日本の夏を告げる風物詩の一つだ。
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