大書
たいしょ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
writing in large letters
文例 · 用例
室ごとに請わるるままに、金剛杖に焼印を押すが、不二の象形の下に、合目や岳の名を書いたり、不二形の左右に雲をあしらい、御来光と大書して、下に海抜三千二百何メートルと註してあったり、富士とうずまく雲を下に寄せて、その上に万年雪の詠句を題したものなど、通俗的の意匠が施されている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
『こゝに一人の少女あり、其名を絹といふ』と僕は小説批評家への面當に今一|度特筆大書する。
— 国木田独歩 『湯ヶ原より』 青空文庫
先生とどこで何を食ったというようなことがやたらに特筆大書されているのである。
— 寺田寅彦 『詩と官能』 青空文庫
今からでも大書店で十六ミリフィルムを売り出してもよくはないか。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
かれは相変らず我来也を大書して、そこらを暴してあるく。
— 岡本綺堂 『自来也の話』 青空文庫
とすると、今度の戦争は有史以来特筆大書すべき深刻な事実であると共に、まことに根の張らない見掛倒しの空々しい事実なのである。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
これはいかにも平凡な発見のようではあるが、しかし、私はこの貧しい手記の中に最も力をこめて特筆大書して置きたいような、何だか、そんな気がしてならないのである。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
まことならば、津軽が、ほんの少しでも中央の政局を動かしたのは、実にこれ一つといふ事になつて、この安東氏一族の内訌は、津軽の歴史に特筆大書すべき光栄ある記録とでも言はなければならなくなる。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
作例 · 標準
お祝いのメッセージを、大きな筆文字で大書しました。
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卒業証書には、生徒の名前が丁寧に大書されていました。
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「この看板、何て書いてあるの?」「『感謝』と大書されているみたいだね。」
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