憾む
うらむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞頻度ランク #34926 · 青空 140 例
標準
to regret
文例 · 用例
人もし試に仲秋船を泛めてこのあたりに月を賞しなば、必ずや河も平生の河にあらず月も平生の月にあらざるを覚えて、今までかゝる好風景の地を知らで過ぐしゝを憾むるならん。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
憾むらくは良い師を得なかったようである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
憾むらくは其の叙するところ、蓋し未だ十の三四を卒るに及ばずして、筆硯空しく曲亭の浄几に遺りて、主人既に逝きて白玉楼の史となり、鹿鳴草舎の翁これを続げるも、亦功を遂げずして死せるを以て、世|其の結構の偉、輪奐の美を観るに至らずして已みたり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
憾むらくは、通篇儒生の口吻多くして、説話は硬固勃率、談笑に流暢尖新のところ少きのみ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
杜夫子、王積薪の輩、技一時に秀づと雖も、今にして其の観る可き無きを憾む。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
たゞ憾むべきは其の大を勉むる人は、多くは其の深きを得るに至らざることである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
眞に歎くべく憾むべきのことである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
唯だ余は明治の大家なる紅葉が不自然なる女豪を写し出して、恋愛道以外に好色道を教へたるを憾む事限りなし。
— 北村透谷 『「伽羅枕」及び「新葉末集」』 青空文庫