地肌
じはだ
名詞
標準
texture
文例 · 用例
それが、そればかりなら宜しゅう御座いますが、その外出頭の鬢から髱のあたりに気を付けてみますると、一度、毛がピッシャリと地肌に押付けられたものを、又掻き起いて恰好を付けた痕跡が、そのまま髪毛の癖になって、両鬢から髱を一まわり致しておりまする。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
長い間を雪に埋もれて、郷里を憧れ、春の陽光を待ちわびている孤独な人達が、そろそろ雪が消えて、斑らに地肌が見えかけて来た時、雪間がくれに福寿草の咲いているのを見たら、どんなによろこぶことでしょう。
— 佐左木俊郎 『季節の植物帳』 青空文庫
落葉松林が尽きると、路はもはや落ち葉に埋められて地肌を見せなかった。
— 佐左木俊郎 『熊の出る開墾地』 青空文庫
道はそこで一面の落ち葉にうずめられ、もはや一分の地肌をも見せてはいなかった。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
横筋の地肌の暗灰色の幹に、真っ赤な蔦が一面に絡みついているのであった。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
といっせいに地肌を覆い隠している落ち葉を掻き集めにかかった。
— 佐左木俊郎 『錯覚の拷問室』 青空文庫
彼は熱帯地方から帰ってきたばかりだ、というのも顔が黒いが、地肌でない上、なにしろ腕が白い。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
まばらに小松が生え、下草には低い雜木が青葉をつけ、そしてところどころそれらが禿げて地肌の赤いのを露はしてゐる樣な山腹を登つてゐた時であつた。
— 島三題 『樹木とその葉』 青空文庫
作例 · 標準
このテーブルはあえて塗装を薄くし、木材の自然な地肌が美しく見えるように仕上げてある。
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古い壁紙を剥がしてみると、下からコンクリートの無機質な地肌が露わになった。
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布の地肌を傷めないよう、洗濯機を使わずに丁寧に手洗いで汚れを落としていく。
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標準
one's skin (lacking makeup, etc.)
作例 · 標準
温泉上がり、彼女は化粧を一切していない地肌のまま、涼しい夜風に当たっていた。
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「地肌が荒れやすいので、刺激の少ないオーガニックの化粧水を使っているんです」
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強い日差しを浴び続けたせいで、日焼け止めを塗っていなかった腕の地肌が赤く火照っている。
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標準
surface of the earth
作例 · 標準
長引く干ばつにより、かつて豊かだった湖の底からは干からびた地肌が覗いている。
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大規模な森林伐採が行われた山肌は、赤茶けた地肌が剥き出しになり、痛々しい姿を晒していた。
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雪解けが進むにつれ、白い絨毯の下から湿った黒い地肌が少しずつ顔を出し始めた。
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標準
surface of a sword blade
作例 · 標準
名工の手による日本刀を光にかざすと、研ぎ澄まされた地肌に美しい波紋が浮かび上がった。
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この刀の地肌に見られる細かな模様は、何度も鋼を叩き鍛え上げた証拠である。
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手入れを怠った古い刀は、地肌の至る所に錆が浮き、かつての輝きを失っていた。
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