集注
しゅうちゅう異読 しっちゅう
名詞多音語
標準
variorum
文例 · 用例
それと同時に多種多様な民族の色々な文化の流れがこの極東の細長い島環国の中に合流し集注したであろう。
— 寺田寅彦 『短歌の詩形』 青空文庫
近頃|和蘭グロニンゲンのカプタイン博士等は、従来多年の観測の結果を綜合して精細な研究を遂げた末に、天体に散布せる諸恒星は自ずから二派の流れに分れている事を発見した、すなわち天体各部の星の運動が目指す方向を反対に延長して見るとほぼ定まった二つの星座に集注する。
— 寺田寅彦 『宇宙の二大星流』 青空文庫
わたくしもわたくしの同棲者も元来が或る信念の上に立つと従順な人間になり生活意識や情操が一所に集注するたちと見えます。
— ――型でなしに 『家庭愛増進術』 青空文庫
夕刊売りが問題の夜更けに問題のアパート階上の洗面場で怪しい男の手を洗っているのを見たという証言のあたりから、記者席の真犯人に観客の注意が当然集注されるから、従ってその時に真犯人は真に真犯人であるらしい挙動をして観客に見せなければならないこと勿論である。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
そして人々はあたかも急に天から異人が降って来たかのように驚異の眼を彼の身辺に集注した。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
光の反射屈折に関する基礎法則を本当によく呑込ませることに全力を集注し、そうしてそれを解説するに最適切な二、三の実例を身にしみるように理解させれば、その余の複雑な光学器械などは、興味さえあらば手近な本や雑誌を見てひとりで分かることである。
— 寺田寅彦 『マーカス・ショーとレビュー式教育』 青空文庫
津田君が南画に精力を集注し始めた初期の作品を見ると一つの面白い現象を発見する。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
この刹那に、スタニスラウスは一同の目が自分の一身に集注してゐるのを感じて、それと同時に自分が奈何にも老衰して、たよりなくなつてゐるやうに思つた。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
作例 · 標準
古典文学を深く理解するため、歴代の学者が寄せた注釈をまとめた集注を紐解いた。
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『論語集注』は朱子学の根本文献として、江戸時代の武士たちに広く読み継がれた。
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この集注版は解説が非常に丁寧なので、初心者でも漢文の世界を楽しみながら学べる。
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