帰趨
きすう異読 きしゅ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞多音語
標準
outcome (of a course of events)
文例 · 用例
それといふのが世態で何しろ神経生存だけになつてゐて、まづまあ金ピカ流儀を覚えて「嗤はれないやうに嗤はれないやうに」か、又一方「我等は若きプロレタリアだツ」になるほか差当つて帰趨を知らないからである。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
それは目的もなく帰趨もない、人生の虚無と果敢なさを表象しているものではないか。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そうしてその上で「人の心は飛鳥川、変るは勤めのならひぢやもの」という懐疑的な帰趨と、「わしらがやうな勤めの身で、可愛と思ふ人もなし、思うて呉れるお客もまた、広い世界にないものぢやわいな」という厭世的な結論とを掲げているのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
憲法十七条を制定せられて、臣民に、政治、道徳の帰趨を知らしめられ、支那大陸文化の輸入を図って産業治生の途を講ぜられ、施薬、療病の諸院を興して貧民を救恤せらるる等、仏教の生活化、理想の現実化に向って力を尽されました。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
諸家の諸説が紛々として帰趨の定まらぬところに、郷土学の妙味がある様子である。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
十三 独・英・米三国に対する敗残の一マターファでは、帰趨は余りに明かであった。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
」軍功の帰趨は分明にして置かなければならぬ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
これまで思惟と純粋経験とを比較し、普通にはこの二者が全く類を異にすると思うている点も、深く考えて見ると一致の点を見出し得ることを述べたのであるが、今少しく思惟の起源および帰趨について論じ、更に右二者の関係を明にしようと思う。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
作例 · 標準
今後の経済の帰趨を占う上で、この指標は非常に注目されている。
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歴史の教科書は、様々な出来事の帰趨とその影響を解説している。
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「この会議の帰趨次第で、私たちの進む道が決まるんだ。」
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