薄様
うすよう
名詞
標準
thin Japanese paper (esp. vellum paper)
文例 · 用例
取り替えてきた扇は、桜色の薄様を三重に張ったもので、地の濃い所に霞んだ月が描いてあって、下の流れにもその影が映してある。
— 花宴 『源氏物語』 青空文庫
今度のは柔らかい薄様へはなやかに書いてやった。
— 明石 『源氏物語』 青空文庫
緑色の薄様の美しい重ね紙に、字はまだ子供らしいが、よい将来のこもった字で感じよく書かれてある。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
師匠は何んであるかと、その物を見ると、それらの紙片は短冊なりに切った長さ三寸巾六、七分位の薄様|美濃に一枚々々|南無阿弥陀仏の御名号が書いてある。
— 大隈綾子刀自の思い出 『幕末維新懐古談』 青空文庫
夕方から用意して蛍を薄様の紙へたくさん包ませておいて、今まで隠していたのを、さりげなしに几帳を引き繕うふうをしてにわかに袖から出したのである。
— 蛍 『源氏物語』 青空文庫
白い薄様によい字が書いてある。
— 蛍 『源氏物語』 青空文庫
それは淡紫の薄様であった。
— 野分 『源氏物語』 青空文庫
白い薄様に重苦しい字で書かれてあった。
— 真木柱 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
例句