オーム
オーム
感動詞頻度ランク #28993 · 青空 14 例
標準
om (ritual chant in Hinduism, etc.)
文例 · 用例
何も記者が簡単に云へるものと考へてゐるとは思はないけれど、それを一般世間が可なりオーム返しに信じたりする風景は、なさけなく思はれるのである。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
先ず最初にオームの測定にかかった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
」 五|分間停車と聞いて、昇降口を、峠の棧橋のやうな、雲に近い、夕月のしら/″\とあるプラツトフオームへ下りた一人旅の旅客が、恍惚とした顏をして訪ねた時、立會せた驛員は、……恁う答へた。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
で、車室から降りたのは自分一人だつた彼に、海拔二千|尺の峰に於けるプラツトフオームは、恰も雲の上に拵へた白き瑪瑙の棧敷であるが如く思はれたから、驛員に對する挨拶も、客が歡迎する主人に對して、感謝の意を表するが如きものであつた。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
いつだつたかしら、あたしが新橋駅のプラツトフオームで、秋の夜ふけだつたわ、電車を待つてゐたら、とてもスマートな犬が、フオツクステリヤといふのかしら、一匹あたしの前を走つていつて、あたしはそれを見送つて、泣いたことがあるわ。
— 太宰治 『火の鳥』 青空文庫
父は、散り散りに虫の食つた黄色い毛糸の、胸にCの字のマークをはぎ取つた痕のある昔のスポーツ・ユニフオームを着てゐた。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
私の書斎には、土によごれたユニフオームが淋しく懸つて居りました。
— 牧野信一 『初夏』 青空文庫
机の前から凝と思ひ出の深いユニフオームを瞶めてゐると、幻の中だけでは喜ばしい心になることが出来たのです。
— 牧野信一 『初夏』 青空文庫