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撓る

しなる異読 しわる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
1
標準
to bend
文例 · 用例
山一つさえその通り――「まだそのときのわたくしは、きしゃな細火を背骨にし、べよべよ撓るほどの溶岩を一重の肋骨として周りに持ち、島山の中央の断れ目から島地の上へ平たく膨れ上っただけの山でした」 世の中は、ただうとうとと、あま葛の甘さに感じられた。
岡本かの子 富士 青空文庫
船頭かわいや、穏戸の瀬戸で、エンヤラヤアノヤア、ソオレ漕げ、ヤアレ漕げ、一丈五尺の、一丈五尺の、艪が撓る、エンヤラヤアノ、エンヤラヤノ、エンヤラヤノ、エンヤラヤノ、エンヤラサノサア。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
果してそれが事実なら別段恐るるにも及ばん、僕も一つ試みようと枝へ手を懸けて見ると好い具合に撓る
夏目漱石 吾輩は猫である 青空文庫
次いで押し殺した叫びが二回、ウィレットの口から漏れ、時を移さず分析できない忌々しさをもって鞭が撓るような微かな音がした。
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft チャールズ・デクスター・ウォードの事件 青空文庫
〔このみちの醸すがごとく〕宮沢賢治このみちの醸すがごとく粟葉などひかりいでしはひがしなる山彙の上に黄なる月いざよへるなり夏の草山とになひてやうやくに人ら帰るをなにをかもわがかなしまんすゝきの葉露をおとせり
宮沢賢治 〔このみちの醸すがごとく〕 青空文庫
自分は先づ押ずしなるものを一つ摘んで見たが酢が利き過ぎてとても喰へぬのでお止めにして更に辨當の一|隅に箸を着けて見たがポロ/\飯で病人に大毒と悟り、これも御免を被り、元來小食の自分、別に苦にもならず總てを義母にお任して茶ばかり飮んで内心一の悔を懷きながら老人夫婦をそれとなく觀察して居た。
国木田独歩 湯ヶ原ゆき 青空文庫
〔こゝろの影を恐るなと〕宮沢賢治こゝろの影を恐るなとまことにさなりさりながらこゝろの影のしばしなるそをこそ世界現実といふ
宮沢賢治 〔こゝろの影を恐るなと〕 青空文庫
いたく古びてところどころ古綿の現われし衣の、火に近き裾のあたりより湯気を放つは、朝の雨に霑いて、なお乾すことだに得ざりしなるべし。
国木田独歩 たき火 青空文庫
作例 · 標準
大魚が針にかかり、太い釣り竿が満月のように大きく撓った
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雪の重みで庭の木の枝がしなり、今にも折れそうになっている。
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強い北風を受けて、背の高い松の木が不気味な音を立てて撓る
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2
標準
to be supple (e.g. bamboo, body)
作例 · 標準
体操選手の体は驚くほど柔らかく、どんな体勢でもしなやかに撓る
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高品質な竹で作られたこの定規は、柔軟に撓るので曲線の計測に便利だ。
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ダンスのステップに合わせて、彼女の長い黒髪がしなやかに撓った
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撓る(しなる) — 幻辞.com