ほんのり
ほんのり
副詞副詞-と動詞-サ変頻度ランク #20130 · 青空 714 例
標準
slightly
文例 · 用例
夕さむしい Hotel の臺所で、のすたるぢやのメリイが泣いて居る、ほんのり光る玉菜のかげから、ぜんまい仕かけで、鼠がひよつくり顏を出した。
— ―人形及び動物のいろいろとその生活― 『玩具箱』 青空文庫
ほんのりあかるい上天界遐き昔の影祭、しづかなしづかな賑はしさ上天界の夜の宴。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
それから先は両側の松林が幹を差替わす許に遠くつづいて石畳の路を掩うている、奥にはほんのり暗くて何のあるのも判らない、ただ敷石の道が白く長く帯を延した様に奥深く通じて居るのが見える許りである、予等二人が十五六|間も進んで這入ってゆくと漸く前面にぼんやり萱葺の門が見えだした。
— 伊藤左千夫 『八幡の森』 青空文庫
ばくてりやが生活するところには、病人の皮膚をすかすやうに、べにいろの光線がうすくさしこんで、その部分だけほんのりとしてみえ、じつに、じつに、かなしみたへがたく見える。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
鼠いろの薄い卵の殻にはKといふ字が、赤くほんのりと書かれてゐた。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
その上、山の気か、女の香か、ほんのりと佳い薫がする、私は背後でつく息じゃろうと思った。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
が、其は衣絵さんが生きて居て、翳すのに、其の袖口がほんのり燃えて、白い手の艶が添はねば不可い…… 自分が遣ると狐の尻尾だ。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
景色だ、とこれから、前記奥入瀬の奇勝を説くこと一|番して、此の子の口の朝ぼらけ、汀の松はほんのりと、島は緑に、波は青い。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
作例 · 標準
焼き立てのパンからは、ほんのり甘い香りがした。
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彼女の頬が、ほんのり赤く染まった。
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ワインをほんのり温めて飲むと、体が温まる。
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