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命婦

みょうぶ
名詞
1
標準
title for high-ranking court ladies
文例 · 用例
野分ふうに風が出て肌寒の覚えられる日の夕方に、平生よりもいっそう故人がお思われになって、靫負の命婦という人を使いとしてお出しになった。
桐壺 源氏物語 青空文庫
夕月夜の美しい時刻に命婦を出かけさせて、そのまま深い物思いをしておいでになった。
桐壺 源氏物語 青空文庫
命婦は故|大納言家に着いて車が門から中へ引き入れられた刹那からもう言いようのない寂しさが味わわれた。
桐壺 源氏物語 青空文庫
またこのごろの野分の風でいっそう邸内が荒れた気のするのであったが、月光だけは伸びた草にもさわらずさし込んだその南向きの座敷に命婦を招じて出て来た女主人はすぐにもものが言えないほどまたも悲しみに胸をいっぱいにしていた。
桐壺 源氏物語 青空文庫
「こちらへ上がりますと、またいっそうお気の毒になりまして、魂も消えるようでございますと、先日|典侍は陛下へ申し上げていらっしゃいましたが、私のようなあさはかな人間でもほんとうに悲しさが身にしみます」 と言ってから、しばらくして命婦は帝の仰せを伝えた。
桐壺 源氏物語 青空文庫
「またお目ざめになりますのをお待ちして、若宮にお目にかかりまして、くわしく御様子も陛下へ御報告したいのでございますが、使いの私の帰りますのをお待ちかねでもいらっしゃいますでしょうから、それではあまりおそくなるでございましょう」 と言って命婦は帰りを急いだ。
桐壺 源氏物語 青空文庫
命婦は泣く泣く、「もう非常に遅いようですから、復命は今晩のうちにいたしたいと存じますから」 と言って、帰る仕度をした。
桐壺 源氏物語 青空文庫
鈴虫の声の限りを尽くしても長き夜飽かず降る涙かな 車に乗ろうとして命婦はこんな歌を口ずさんだ。
桐壺 源氏物語 青空文庫
作例 · 標準
源氏物語には、宮中に仕える多くの命婦が登場する。
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彼女は長年の功績が認められ、命婦の位を授かった。
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格式高い命婦たちが、雅な装いで儀式に参列している。
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