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饗する

きょうする
動詞-サ変-特殊動詞-他動詞
1
標準
to treat
文例 · 用例
香以は今芸人等と対等の交際をする身の上になって、祝儀と云うものは出さぬが、これに饗する酒飯の価は聊の売文銭の能く償う所ではなかった。
森鴎外 細木香以 青空文庫
一四〇三―六年の間にサマルカンドのチムール朝廷に使いしたスペイン人クラヴィホの記に、チムール諸国使節を大饗するに馬の炙の脚を去り、腰と臀を最上饌とし切って十の金銀器に盛るとありて、その食いようを詳述す。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
陳宮悔いて全く豕を殺してわれらを饗する拵えだったに曹操急に疑うて無辜を殺したと言う。
猪に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
かく当夜謹慎して鼠を饗するは年中の鼠害をなるべく差し控えてもらう心から出たのを、鼠はその頃交わるもの故、鼠の婚儀を祝うものと心得るに及び、和漢ともに鼠の嫁入りと称うるに至ったのだ。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
朝鮮でも野鼠殖えて草を荒らす予防に、正月上子の日その蟄伏した処を焼いて野草の繁茂を謀ったので、支那で一月七日に家鼠を饗するを虫焼きと呼ぶも、本この日野鼠を焼き立てる行事があった遺風だろう。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
また或日|海を饗することを命じた。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
榛軒は客を饗する時、毎に上原全八郎を呼んで調理せしめた。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
渋江保さんの語るを聞けば、抽斎は客を饗する時、毎に料理店百|川の安と云ふ男を雇つたさうである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫