干犯
かんぱん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
infringement
文例 · 用例
此ノ權利ト此ノ義務トハ一切ノ條件ニ依リテ干犯サルルコトヲ許サズ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
從つて此の如き家族主義の法律では、家族の中心となる、親子の關係に重きを置き、子が親を干犯するが如き行爲に對して、嚴重なる處分を加ふべきは、冒頭より豫知するに難くない(10)。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
萬一犯罪取調べに際して、子が親の罪を立證すると、所謂大義名分を干犯するものとして、重き處分を受けねばならぬ。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
同一僞證罪にして、然も湯氏は情状尤も斟酌すべき餘地あるに拘らず、子としてその父の罪を僞證したといふ名義干犯の爲に、その舅姑とは比較し得ざる程の重科に處せられ、主犯人の韋駄保よりも、一層の重科に處せられた點が、頗る注意に價すると思ふ。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
則ち内閣は人心を失し、議會の多數は到底内閣に贊同せず、立法豫算の政務を擧げて曠廢に歸せんとするに關せず、議會の調和伴行せざるを以て、一に之を大權干犯と爲し、頑として其の位地に據り、進で調和伴行の道を講ぜずんば、以て輔弼の責任を全くするものと云ふを得ざるべし。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
則ち内閣は人心を失し、議会の多数は到底内閣に賛同せず、立法予算の政務を挙げて曠廃に帰せんとするに関せず、議会の調和伴行せざるを以て、一に之を大権干犯と為し、頑として其の位地に拠り、進で調和伴行の道を講ぜずんば、以て輔弼の責任を全くするものと云ふを得ざるべし。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
……一四一二年、スタンコイッチ一世が登位して以来、この王系は、一九一四―一八の世界大戦によって惹き起されたバルカン半島における政治的乃至領土的紛擾の際にも、王位の干犯を受けることなく、連綿、五世紀に亙ってこの国を統治している。
— 久生十蘭 『墓地展望亭』 青空文庫
犯罪は凡て道徳的な悪として説明される、支配者は政治犯や思想犯も、なるべく之を道徳上の干犯に見立てようとしている。
— 戸坂潤 『道徳の観念』 青空文庫
作例 · 標準
他国の主権を干犯する行為は、国際法で固く禁じられている。
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彼は、個人のプライバシーを干犯することなく、真実を報道するよう努めた。
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いかなる理由があろうとも、基本的人権の干犯は許されない。
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