征戦
せいせん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
military expedition
文例 · 用例
たゞ一婦人の身を以て兵を起し城を屠り、安遠侯柳升をして征戦に労し、都指揮衛青をして撃攘に力めしめ、都指揮|劉忠をして戦歿せしめ、山東の地をして一時|騒擾せしむるに至りたるもの、真に是れ稗史の好題目たり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
これよりして忠三郎は信長に従って各処の征戦に従事して功を立てて居り、信長が光秀に弑された時は、光秀から近江半国の利を啗わせて誘ったけれども節を守って屈せず、明智方を引受けて城に拠って戦わんとするに至った。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
それは氏郷が関白に従って征戦を上方やなんぞで励んで居た頃、即ち小田原陣前の事であろうが、或時松倉権助という士が蒲生家に仕官を望んだ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
3旭日ののぼるごとく、揚げよ国威、天皇の大陸軍、風あり、軍旗燦たり、大陸の血河すでに、征戦、赫々の誉高し、忠勇曾つて、曾つて範あり。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
すなわち「我はわが征戦の諸日の間望みおりてわが変更の来るを待たん、汝我を呼び給わんしかして我れ答えん、汝必ず汝の手の業を顧み給わん、その時汝は我の歩みを数え給わん、わが罪を汝うかがい給わざるべし、わが愆はすべて嚢の中に封ぜられ汝わが罪を縫いこめ給わん」と訳すべきである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
こういう神秘主義を様々の形にかえてコケおどしの慰霊祭のおかげで、支配者たちは自分の利益のために殺した満蒙出征戦死兵の窮迫した遺族からの反抗をふせいでいるのだ。
— 宮本百合子 『文芸時評』 青空文庫
水滸の中に長年立籠つてゐて、人を斬り家を焼き、天下の豪傑と結び、帰順して後は、征戦縦横、堅陣を破り、強賊を砕いて、専ら豪壮を事としてゐた怪僧魯智深でさへ、八月秋立つて、夜更けに響き渡る江上の此波浪を耳にした時は、がばとばかり身を起して、窓から遠く月下の狂浪を眺めやつた。
— 吉江喬松 『海潮の響』 青空文庫
デクレスはナポレオンの征戦に次ぐ征戦のため、フランス国の財政の欠乏の人口の減少と、人民の怨嗟と、戦いに対する国民の飽満とを指摘してナポレオンに詰め寄った。
— 横光利一 『ナポレオンと田虫』 青空文庫
作例 · 標準
王は領土を拡大するために、遠方の未開の地へと大規模な征戦を送り出した。
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征戦に赴いた兵士たちは、故郷に残した家族のことを思いながら夜を過ごした。
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長い征戦の末に勝利を収めた将軍は、民衆から熱狂的な歓迎を受けた。
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