自腹
じばら
名詞頻度ランク #22679 · 青空 58 例
標準
paying one's own way
文例 · 用例
」 お律義お律義、いつもその思召で願ひたい、と何の道此処は自腹でないから、私は一人で褒めてゐる。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
何の事ぞ、酒井先生の薫陶で、少くとも外国語をもって家を為し、自腹で朝酒を呷る者が、今更いかなる必要があって、前世の鸚鵡たり、猩々たるを懸念する?
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
畳算より目の子算用を先に覚えようという今時の芸妓に、若干か自腹を切らせたなあ、大したもんだ、どれちょっと見せねえ、よ、ちょっと拝ませねえかよ。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
できるだけ切りつめて、目立たぬところは手を抜くより法はない」「黙って家来に任しておいてもらいたいな、こんなことは」「いくらか、こんなときにいつもの埋合せがつくくらいにな」「悪くすると、自腹を切ることになるからな」「そうだ!
— 菊池寛 『吉良上野の立場』 青空文庫
護送される前に、それ/″\の取調べに當つた司法主任や特高は自腹(?
— 小林多喜二 『一九二八年三月十五日』 青空文庫
手品師め、手品には失敗つたが、巧い事を言つたもので、少将と蕃山と左源太とは、各自腹のなかでは、「その偉い器量人は多分|乃公だな。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
「情人でも何でもないものなら、お前が自腹を切る謂われはないじゃないか。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
そのうえ、登記も自腹を切って済まそうというのですよ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
作例 · 標準
「会社が経費を認めてくれなかったので、今回の出張費は結局自腹になってしまったよ」
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飲み会で予算を大幅にオーバーしてしまい、幹事の彼が差額を自腹で補填する羽目になった。
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どうしても手に入れたかった限定品を、貯金を切り崩して自腹で購入した時の喜びはひとしおだった。
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