楽しませる
たのしませる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to amuse
文例 · 用例
結局、私は私の全収入を浪費して、ひとりの人間をも楽しませる事が出来ず、しかも女房が七輪一つ買っても、これはいくらだ、ぜいたくだ、とこごとを言う自分勝手の亭主なのである。
— 太宰治 『父』 青空文庫
この都会の風景は、いつも無限に私の心を楽しませる。
— 萩原朔太郎 『散文詩集『田舎の時計 他十二篇』』 青空文庫
滑るような床張りの中央に、古物らしいイタリイ製の水盤が置かれて、低いゆったりしたソファに椅子が、木製の美術的な小卓をかこんで巧みに配置され、白い壁にとりつけてある目を楽しませるだけの飾棚や、壁にかかっている見事な織物や金属製の飾物、どの一つにも豊かな詩趣と、驚くばかりの贅が、こらされていた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
ドラン張りの面と線の交錯が非常に効果をあげて観者を楽しませる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
事務長がその場にいない時は、子供たちをあやし楽しませる熱意さえ薄らぐのを覚えた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
そして葉子が家の中をいやが上にも整頓して、倉地のために住み心地のいい巣を造る間に、倉地は天気さえよければ庭に出て、葉子の逍遙を楽しませるために精魂を尽くした。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
けれども、社会が一定度の複雑な組織になつて来ると、読者を楽しませるといふ目的が、これに明白に加はつて来る。
— 平林初之輔 『文学の本質について(一)』 青空文庫
単に自分が楽しむだけではなくて、読むものを楽しませるといふ役割を文学がもつて来るに至るのは、けだし、最も自然な発展の径路でもあらう。
— 平林初之輔 『文学の本質について(一)』 青空文庫
作例 · 標準
彼は巧みな手品とジョークで、パーティーの出席者たちを大いに楽しませた。
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この水族館は、迫力あるイルカショーで訪れる子供たちをいつも楽しませてくれる。
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読者を楽しませるために、作家は物語の後半に驚きのどんでん返しを用意した。
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