赤地
あかじ
名詞
標準
red cloth
文例 · 用例
商店の赤地に白く染め抜いた幟は影を落としてる。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
しぼは普通で赤地に白で松竹梅などの柄が出てゐました。
— 岡本かの子 『縮緬のこころ』 青空文庫
(この詩集に※入した金泥の口絵と、赤地に赤いインキで薄く画いた線画がその形見である。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
花火船の艫にしゃがんでいた印半纏の老人は、そこに立ててあった、赤地に白く鍵屋と染め出した旗を抜いて、頭の上でぐるぐると大きく振り廻した。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
これなる丘と相対して、対うなる、海の面にむらむらと蔓った、鼠色の濃き雲は、彼処一座の山を包んで、まだ霽れやらぬ朝靄にて、もの凄じく空に冲って、焔の連って燃るがごときは、やがて九十度を越えんずる、夏の日を海気につつんで、崖に草なき赤地へ、仄に反映するのである。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
鼈甲縁眼鏡(時として使用す)赤地ネクタイ。
— 渡辺温 『父を失う話』 青空文庫
しかし、もとよりそんな人相書は、たとえばその中の赤地のネクタイ一本がもつ手がかりよりも、決して重要な特徴を示していなかったことは事実である。
— 渡辺温 『父を失う話』 青空文庫
今の科學博物館がある近所で、その高い屋根の上には、赤地に白く PANORAMA と書いた旗が、葉櫻の陰に翩翻としてゐた。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
作例 · 標準
市場分析によると需要が増加している。
企業の成長戦略は多方面に及ぶ。
経済指標は好調な傾向を示している。
取引先との関係構築が重要である。