以往
いおう
名詞-接尾辞
標準
after
文例 · 用例
十数年|以往文壇と遠ざかってからは較や無関心になったが、『しがらみ草紙』や『めざまし草』で盛んに弁難論争した頃は、六号活字の一行二行の道聴塗説をさえも決して看過しないで堂々と論駁もするし弁明もした。
— 内田魯庵 『鴎外博士の追憶』 青空文庫
その裏面を窺ふと、或は願後身世世、勿復生天王家(劉宋の順帝)といひ、或は願自今以往、不復生帝王家(隋の恭帝)といひ、似而非なる禪讓の犧牲となつた君主の境遇、眞に憐むべきものがあつても、兔に角形式の上では、堯舜の先例その儘になつて居れば、それで支那人は承知するのである。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫
無力なる君主は、或は願後身世世、勿復生天王家といひ(劉宋の順帝)、或は願自今以往、不復生帝王家といひ(隋の恭帝)、極端なる恐迫觀念に戰きつつ、危惧憂鬱なる一生を送る。
— 桑原隲蔵 『支那人の妥協性と猜疑心』 青空文庫
大師の作られた、「爲大使與福州觀察使書」の中に、建中(西暦七八〇―七八三)以往、入朝使船、直着揚蘇。
— 桑原隲蔵 『大師の入唐』 青空文庫
其に先つて言はねばならぬことは、「祝詞」又は略して「祝」の字面を以て、のりとに宛てるのは、大体平安朝以後の慣例と見てよく、さうして、さう言ふ字面が用ゐられ、其用例から認容せられたのりとの内容は、やはり延喜式の祝詞から、百年前以往には溯れないだらうと言ふことである。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
世田ヶ谷に出て、三軒茶屋以往は、最早東京の場末である。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
しかしその所謂日の本の地も、内地文化の進展とともに、次第に東方に退却して、近世では北海道アイヌは得撫以往の北千島をチュプカと呼び、その住民なる千島アイヌをチュプカグルと云う。
— 喜田貞吉 『国号の由来』 青空文庫
中世以往農工商の住所にあらず、梓神子・猿引・傀儡師・非人頭等住し、今南都の僻地なり。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
作例 · 標準
以往のデータに基づけば、この予測は妥当だ。
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以往の経験から、同様のミスを避けることができるだろう。
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以往の慣習にとらわれず、新しい視点で問題を解決する。
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この地域では、以往には見られなかった現象が頻発している。
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標準
before
作例 · 標準
以往の慣例に従い、今年も定例会議はオンラインで開催されることになった。
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今回の発見は、以往の学説を根底から覆す可能性を秘めている。
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この技術は以往の課題であったエネルギー効率の悪さを大幅に改善した。
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契約内容は以往取り交わされた条件と変更がないことを確認した。
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