硫黄
いおう異読 ゆおう
名詞頻度ランク #19586 · 青空 657 例
標準
sulfur (S)
文例 · 用例
その情熱の炎は、どこか地殼の深い内部で、地獄の硫黄の如く燃えてるやうに思はれた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
信濃の浅間山、飛騨の硫黄岳、遠くの火山から、吹きなぐれた灰でもあろうか……空は曇り切って、どんよりと、眠むそうな顔をしている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
二十四日 蒲田より白水谷を渉り、中尾を経て、割谷に沿い、焼岳(硫黄山)の新旧噴火口を探りて、再び上高地温泉に一泊。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
殊に日本北アルプスの飛騨山脈南部などでは、硫黄岳という活火山の降灰のために、雪のおもてが、瀝青を塗ったように黒くなることがある、「黒い雪」というものは、私は始めて、その硫黄岳の隣りの、穂高岳で見た、黒い雪ばかりじゃない、「赤い雪」も槍ヶ岳で私の実見したところである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
わたくしの身体の根は、この島山の北の海岸にひき、また南は遠い南の海の硫黄を吐く島までひいています。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
実際松山の霧は松の香がして火山の霧は硫黄臭い。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
織物類、金属器具等はこの瓦斯には害せられぬが、硫黄を燃やして亜硫酸を発生せしめる際硫酸の瓦斯も伴って出るからこれが少々損害を及ぼす。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
二 工場は、塵埃と、硫黄と、燐、松脂などの焦げる匂いに白紫ずんでいぶっていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
火山活動によって硫黄が噴出し、周辺の土壌を酸性化させた。
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この温泉は硫黄の匂いが強く、湯治客に人気がある。
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ゴムの強度を高めるために、硫黄を加える加硫処理が行われる。
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硫黄は黄色い固体で、燃やすと二酸化硫黄という刺激臭のある気体を発生する。
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ウィキペディア
硫黄 は原子番号16番の元素である。元素記号はS。原子量は32.1。酸素族元素のひとつ。固形時は淡黄色で無味無臭。点火すると青色の炎を出し、二酸化硫黄の特異臭を発する。
出典: 硫黄 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0