愚挙
ぐきょ
名詞
標準
foolish undertaking
文例 · 用例
結局、私のこんな手記は、愚挙ということになるのだろうか。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
全部、種明しをして書いているつもりであるが、私がこの如是我聞という世間的に言って、明らかに愚挙らしい事を書いて発表しているのは、何も「個人」を攻撃するためではなくて、反キリスト的なものへの戦いなのである。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
その他暴ぶる気と一脈通じ同調する者は甚だ多いから、凡庸の人が多人数の集会では、ともすれば愚挙を生じる。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
ところが君、林田はあれだけの天才犯人なるにもかかわらず、やはり、犯罪人の愚挙をここでやつてるから面白い。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
只雑誌「明星」の読者を除ける一天四海の恒河沙人は必しも仮名遣改定案の愚挙たるを知れりと言ふべからず。
— 芥川龍之介 『文部省の仮名遣改定案について』 青空文庫
* 廃物利用奨励の愚挙であることはかつて別に述べましたが、贈答や送迎の廃止に熱中される婦人たちに対しても、その事の徒労であるのを私は気の毒に思います。
— 与謝野晶子 『婦人指導者への抗議』 青空文庫
のみならず、算哲の身辺事情中には、全然動機の所在不明にして、天寿の終りに近き篤学者が、いかにしてかかる愚挙を演じたるものや、その点すこぶる判断に苦しむところと云うべし――。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
或時代文人は貧乏と云う文字を公衆のために、しがない暮しと書きなおせと云われ、或時代、革命のことを衆愚の愚挙と書けと云われるだろう。
— 一九二一年(大正十年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
準備もなしに冬山へ登るのは、自ら命を捨てるに等しい愚挙だ。
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会社が倒産寸前の時に新ビルを建設するなど、歴史に残る愚挙と言える。
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彼は一時の感情に任せて、これまで積み上げたキャリアを捨てるという愚挙に出た。
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