欧風
おうふう
名詞-の形容詞名詞
標準
European-style
文例 · 用例
何となれば、これらの句には、洋画風の明るい光と印象があり、したがってまた明治以後の詩壇における、欧風の若い詩とも情趣に共通するものがあるからである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
蕪村の不思議は、外国と交通のない江戸時代の日本に生れて、今日の詩人と同じような欧風抒情詩の手法を持っていたということにある。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
次いで私達は街に出て、印度の花、欧風化された女の嬌態、近世のパーシ女に袖を引かれて茶店に出入するのですが、私達日本の男子で印度のフラッパ女に靴の紐など結ぶように命令されて、諾々としているような非国民は一人だっていないのです。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
そのころになると、電車も敷けて各区からの距離も短縮され、草|蓬々たる丸の内の原っぱが、たちどころに煉瓦造りのビル街と変わり、日露戦争後の急速な資本主義の発展とともに、欧風文明もようやくこの都会の面貌を一新しようとしていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
支那に於ても日本に於ても、国情の著るしい欧風化は、もはや旧来の慣習を許さぬだらう。
— 萩原朔太郎 『家庭の痛恨』 青空文庫
一は和歌俳句の伝統的詩形によるもので、一は新日本の革新から、欧風の新しき詩を創造しようとする一派であった。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
これに対して、一方欧風詩体の創造を企図した一派は、当時の所謂新体詩である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
彼等の元気|溌剌たる過渡期の詩人は、これによって欧風の詩を移植し、新日本の若き抒情詩を創った積りで得意になっていた。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
作例 · 標準
例句