外国風
がいこくふう
名詞
標準
文例 · 用例
俳優は梅幸、高麗蔵、宗十郎、宗之助、松助、鴈治郎にて、見物席をすべて椅子席とし、入場料を切符制度としたる外国風の興行法が人気を呼びて、連日満員。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
今から考えれば外国風の軍隊組織で、四十人が一小隊、三小隊が一中隊、五中隊が一大隊ということになっていたように聞いています。
— 歩兵の髪切り 『半七捕物帳』 青空文庫
「奥さまは、万事外国風なんですの。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
これすなわち本邦固有の美風だから、吉凶にかかわって日時を転るの旧慣を絶つとも、下気は泄出の様子までも公報する外国風を採るなどの事なきを望むと、かく答えた予の書牘を読んで、誠に万事西洋模倣の今日よいところへ気が付かれたと、昨春田辺へ来られた節|親り挨拶あり。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
東京の奥さんの夢でも御覧なさい……」「難有う……」Bはわざと外国風にSの手を握つて、「それよりも、君の私用も何んな私用だかあやしいもんだね。
— 田山録弥 『時子』 青空文庫
式を挙げるに福沢先生を証人に立てて外国風に契約を交換す結婚の新例を開き、明治五、六年頃に一夫一婦論を説いて婦人の権利を主張したほどのフェミニストであったから、身文教の首班に座するや先ず根本的に改造を企てたのは女子教育であった。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
そこへ、外国風に身じまいをした運用士官がはいって来た。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
すつかり外国風な合図の仕方になり、若い巡査は白い手袋の手をくるくると振りまはしては、呼び子の笛を吹いた。
— 林芙美子 『瀑布』 青空文庫