忽
こつ
数詞
標準
one hundred-thousandth
文例 · 用例
大変元気で粗忽が自慢でもある、甚だ罪のない男がその夜の進行係をやつてゐて、一人で大声で喋舌つてゐたが、大部分の者は聴いてもゐなかつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
気の毒にみえた奴が、忽ち自分の不得手なことを始めたからだ。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
答へないBは、そこで忽ち劣等人種の立場に廻る。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
二分も経つか経たぬに勝負は私の負けとなつて、忽ち立て続けの負け十回目が終つてしまつた。
— 中原中也 『西部通信』 青空文庫
私ははじめその女が爺々ィの女房ででもあるのかと思つてゐたが、さう云つてまた忽ちその女が向ふへゆくと、爺々ィが、「まあ、どこから出て来た女か知れないけれど、勧進帳で眠くなるなんて、呆れた奴だ」と云つて笑つた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
けれどもそれらの人も、ヴァニティや倨傲を棄てて、自分自身に克ちさへするなら、忽ちに新鮮な生活は展けてくる!
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
お祖母ちやんは、忽ち起つて、干物を入れるために庭に下りた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
兄は、今耕二にツツケンドンな口を利いて来たことが忽ち悔いられた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
作例 · 標準
非常に微細な単位である「忽」は、現代の日常生活で見かけることはほとんどない。
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伝統的な数え方において、糸のように細い様子を表す「忽」という単位が存在する。
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数学の歴史の中で、極めて小さな量を表現するために「忽」という言葉が使われていた。
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標準
sudden
作例 · 標準
平穏な日常が、忽として現れた災厄によって無惨にも奪い去られた。
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彼の表情は、私の言葉を聞いた途端に忽として険しくなった。
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闇の中から忽として人影が浮かび上がり、私は思わず声を上げそうになった。
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