瞬時
しゅんじ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #10813 · 青空 317 例
標準
instant
文例 · 用例
その頃のヘルンは、瞬時を惜しんで仕事に熱中していたため、以前のようには、度々妻と一所に旅行したり、散歩したりすることができなかった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
神は瞬時想起されるが、またやがても消失する。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
夕べの靜かなる都會の空に炎は美しく燃え出づるたちまち流れはひろがり行き瞬時に一切を亡ぼし盡せり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
マクベスであったか、ほかの芝居であったか、しらべてみれば、すぐ判るが、いまは、もの憂く、とにかくシェクスピア劇のひとつであることは間違いない、とだけ言って置いて、その芝居の人殺しのシイン、寝室でひそかにしめ殺して、ヒロオも、われも、瞬時、ほっと重くるしい溜息。
— 太宰治 『音に就いて』 青空文庫
私も、さうであるが、山岸の表現に就いての努力は、たつたいまのこの苦惱を、瞬時の距離に於いて切斷し、一まづ時間の流れのそとにピンセツトで、つまみ出し、その斷面圖をありありと擴大し、鮮明に着色して壁に貼りつけ、定着せしめることにある。
— 太宰治 『「人間キリスト記」その他』 青空文庫
白芥子の花のような日光がちらり落ちる、飛白を水のおもてに織る、岩魚が寂莫を破って飛ぶ、それも瞬時で、青貝摺の水平面にかえる、水面から底まではおそらく、二、三尺位の深さであろうが、穂高岳を畳んで、延ばしたり、縮めたり、自在にする、水の底に白く透いて見えるのは、石英が沈んでいるのだ。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
光の伝播は実用上ほとんど瞬時的であるが、音の速度は常温では毎秒三百四十メートル程度である。
— 寺田寅彦 『耳と目』 青空文庫
殆んど一瞬時の出來事だつた。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
作例 · 標準
状況は瞬時に悪化し、私たちはパニックに陥った。
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「え、もう終わったの?」と、彼は瞬時に状況を把握した。
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この新しい技術を使えば、データ処理が瞬時に行えるようになる。
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